ティッシュに涙と少しの残骸
中間テストを無事終え、あたしは星流と首位争いをするまでに成績が上がっていた。
【真雪すごい!全学年のトップとれるよ】
「星流には敵わないよ!つか星流学年トップじゃないの?」
成績表とにらめっこをして、ああっ!と小さく叫んだ。
【ほんとだ。でも5点しか違わないじゃない】
にっこり笑ってあたしの成績アップに乾杯しなきゃ、と通学鞄を持ち教室を一緒に出る。
コンビニでカフェオレとハムレタスサンドを奢ってもらい久しぶりに星流のウチでまったりとした時間を過ごしてると
【真雪は将来の事って考えてる?】
漫画から目を離しポカリを一口飲んだ星流が唐突に聞いてきた。いや、自然な質問かもしれない。
「…夢あるんだ。まだ秘密だけどね」
ベッドから降りてあたしの隣に座りポカリのペットボトルを漫画が積んであるテーブルの隅っこに置いた星流が
【お父さんがさ、医大行けってうるさいんだ。宮下家は医者の家系だって…はぁ~~~】
大きなため息がバイト代を貯めて買った真っ白なフリルが可愛いカーテンに吸い取られた。
【真雪すごい!全学年のトップとれるよ】
「星流には敵わないよ!つか星流学年トップじゃないの?」
成績表とにらめっこをして、ああっ!と小さく叫んだ。
【ほんとだ。でも5点しか違わないじゃない】
にっこり笑ってあたしの成績アップに乾杯しなきゃ、と通学鞄を持ち教室を一緒に出る。
コンビニでカフェオレとハムレタスサンドを奢ってもらい久しぶりに星流のウチでまったりとした時間を過ごしてると
【真雪は将来の事って考えてる?】
漫画から目を離しポカリを一口飲んだ星流が唐突に聞いてきた。いや、自然な質問かもしれない。
「…夢あるんだ。まだ秘密だけどね」
ベッドから降りてあたしの隣に座りポカリのペットボトルを漫画が積んであるテーブルの隅っこに置いた星流が
【お父さんがさ、医大行けってうるさいんだ。宮下家は医者の家系だって…はぁ~~~】
大きなため息がバイト代を貯めて買った真っ白なフリルが可愛いカーテンに吸い取られた。