好きスkiss


「あ!…」


「はい、日直の方挨拶お願いします」


次の授業青山先生だったんだ―…

席替えで隣の席になった
世埜が「どした?」って
聞いてきた。


「え?あぁ、あのね?さっきあの先生に呼ばれたの」

「あいつ名前なんだっけ?」


「地理B担当の青山 ひ…ひ…先生だって」


「ひひってなんだよ(笑)」


「下の名前思い出せなくて…ひがつくことはわかってるんだけどさぁ」


世埜とコソコソ話していると
自己紹介をするのだろう、黒板に自分の名前を書き始めてた


「初めまして、地理Bを担当することになった
青山 聖といいます。よろしくお願いします。」


あ、そうだ
ヒジリ先生だ


「世埜!」


「今俺も聞いたから言わなくてもいいですよ」


「はい。そうですよね」


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