忘れられない恋愛

***************

はぁ~…
あの日から、どうやって話していいか分からなくなってしまった。

でも、今日こそは話すぞ!!

「倉敷!」

と俺のだちが何故か呼ぶ。

なんで、おまえは邪魔をするんだ―!!

あっち行け!

「なに?」

ぶす~っとした顔で言う。

「なんだよ、その顔。」

俺の顔を見て笑いやがる。

「だから、俺に何の用なんだよ。」

少しキレ気味の声で言う。

「あ~…明日さ、カラオケ行くんだけどさお前も来る?」

「カラオケ?」

呆れた声で言う。

だって、すんごく深刻そうに最初言いやがったのにさなんだよ!!これは!!

「うん!来る?」

「誰が来るの?」

行く人によって決めよう。

誰が来るんだろう?

「男子軍は、佐藤、田中、雄太、俺、お前が来るんだったらお前もだけど。女子は、さきちゃん、のぞみちゃん、ユリちゃん、しーちゃん、悠里ちゃん」

悠里?

まさか、笹野さんの事か?

「もしかして、悠里って笹野さん?」

「そうだよ。」

「じゃ、行く!」

即答で言う俺。

だってさ、笹野さんが居るんならもしかしたら話せるチャンスがあるだろ?




< 11 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop