忘れられない恋愛
次の日―…
私は、さきちゃん、のぞみちゃん、ユリちゃんで宮川くんが言っていたカラオケ店へと向かう。
その日はちょうど学校が休みで皆私服でカラオケ店へと向かう。
「宮川くん!!女子は、皆いるよ。」
と、さきちゃんが言う。
「男子も、皆居るよ。」
と、宮川くんが言う。
その宮川くんの後ろには、倉敷くんがいた。
なんで、倉敷くんが居るの?昨日、宮川くんそんなこと言ってなかったよね?倉敷くんが居るなんて、一言も言ってなかったはず…。宮川くんが、倉敷くんを呼んだのかな?私に声をかけた後に…。
「笹野さんも宮川に誘われたの?」
と、倉敷くんが言う。
「うん。倉敷くんも?」
「うん。でも…俺は、笹野さんが居るから来た。」
倉敷くんのストレートな言葉に少しどきっとしてしまった。私は、ストレートな言葉に弱い。倉敷くんは、そのことを知ってるのかな?知っててわざと言うのかな?ねぇ、どっち?
「そ…そっか。」
あの事もあったせいか、私の返事はそっけない。
「あのさ、俺この前も言ったけど笹野さんの事は友達として好きなだけだから。ぎこちなくしないでよ。」
と、笑顔で言う。でも…その笑顔はやっぱり悲しそう。皆には笑顔には見えると思うけど、私にはそうは見えなかった。