忘れられない恋愛

「どうしたんですか?祐輔に、何かあったんですか?」

気になる。祐輔に何かあったら…。

私はどうすればいい?

「あのね、祐輔が……」

何があったの?

おばさんは、なかなか教えてくれない。泣きながらだから、うまく説明できないのか?

「悠里ちゃん、ちゃんと聞いて…。」

「はい。」

真剣に聞く私。

「祐輔はね、さっき事故にあったの。」

祐輔が?

どうして…?

おばさんは、私に詳しく説明していく。

「祐輔は、今日悠里ちゃんのために記念日のプレゼントを買いに行くって言って市内まで出てたの。バイクで。」

祐輔は、バイクでの移動がホントに好き。それで、今までにも何度か事故をしてしまったことがあった。

でも、今回のは違うみたい。

だって、おばさんがあんなに泣いて話すなんて…。

祐輔に何かあったとしか思えない。

おばさん…

祐輔に何がったんですか?

心配になる私。

「そしたら、衝突事故を起こしたらしいの。」

衝突…


事故…


私の頭の中では何かの冗談かと思った。

だってさ、祐輔が事故を起こすわけないじゃん!!

事故って言っても、かすり傷ですんでるんでしょ?

いつもみたいに!!

「え…?おばさん…何言ってるんですか?」

嘘だって、冗談だって言って下さいよ。

おばさん…冗談好きじゃないでしょ?

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