月だけが知ってた
荷受け窓口に座ったワタシ
   たかおはびっくりしたように見つめた。

   気づけば、外は雨で。


   ジメジメした梅雨独特の空気と
   緊張した空気がワタシたちをつつんで




  ドア一枚隔てた、事務所では午後の配達の準備であたあたしている
      
   美里さんの声。




     だけど、ここは  
     切り離されたように
       静か。      
           










      「なんでって・・・・











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