俺様王子のお姫様
「よぉ」
な~んか…気まずい。
でも、いつものように
接すればいいんだよね。

「あれ、高石優じゃない?」
「何でこのクラブに?」
「かっこいい~!」

女子達が騒いでるのが
すぐにわかった。

「…はあ…」
「何でため息ついてんだよ」
高石優はそう言うと
私の隣に座った。
「別に…って、何で
普通に私の隣に」
「いいだろ別に。
俺ら付き合って」
「わあ~!!!」
何でそんな普通に…。

「何だよ。」
「高石くん、空は
照れてるだけだよ」
香織は笑いながら言った。

大変って言ったのは
香織なのに…。

「…照れてない」
私はそう言ってこの場から
離れようと思い
立ち上がった。
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