俺様王子のお姫様
「あ…屋上…?」
「何で疑問系?
またラブラブしてたの?」
香織の声にクラスの女子が
反応してこっちを向いた。

「香織…声デカいし…」
「ねえねえ!」
滅多に喋らないけっこう
派手めの女子が
近寄って来た。


「高石優と付き合ってるって
マジな話?」
髪が明るい女の子2人が
私に近づく。

「え…っと…まあ…」
「マジかよ~!
あたし狙ってたのに~」
残念そうにする1人。
そしてもう1人は何だか
私を睨んでる気がした。
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