やんちゃ姫と腹黒王子
「もう…。
サラは嫉妬深いんだからー。」
「な…っ!!///
黙れ!!腐れハゲが!!」
「照れなーい、照れなーい♪」
「うぜぇ、死ね。」
もう、皆さんお気付きですね?
此れが私、ラタニール王国の王女、クリスティン・サラ・ルキアの本性。
世間一般では、此れを暴言と言うそうです。
「マジで一回殺そうか?」
「遠慮しておくよー。
サラのパンチは結構効くからねー。」
「わかった。じゃあ殺してやるよ。」
「えっ、ちょっ、人の話聞いてた!?」
「おぉ、だから私が殺してしまえば
パンチが効いたとかないだろ?
私って頭いいよなー。」
「いやっ、確かに頭はいいけどっ!!
間違ってるから!!
王女として、人としての発想が間違ってるからねっ!?」
「じゃあー、行くぞ?」
「ちょっ、待っ、」
…この日、誕生日パーティーにリオンは現れませんでした。