青空の中風が吹く
「勉強…


なんとかしますよ」


「なんとかって?」

「なんとか!」

「なんとかって?」

「るな~

タケくん」


言い争いをしていると

中学からの友達

荒井麻依がやってきた

可愛くてストレートヘアが似合う女の子


「何朝から喧嘩してんの」
「だってタケが
変なこというんだもん」

「タケくん

るなに変なこといわないでよ」


「わかったよ


荒井、 るな先いくぞ」


「「はーい」」

「ところで、るな何組だった?

わたしは、B組だったよ」

「やったー

麻依といっしよだ


でも邪魔なやつもいるけど」


わたしがそういうと、少し呆れた顔していった

「邪魔なやつって、タケくんのこと?」

そうきかれて「うん」とこたえると、

「でも好きなんでしょ?」

「うん」

「じゃあもっと、素直になりなさい」

「……うん」


それからたわいもない話をしながら、教室へと向かった

タケは、もうついていて、わたしの前の席だ


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