青空の中風が吹く
「それじゃもどるね」

麻依は、自分の席に戻っていった


麻依は、一番最初だから廊下側の一番前



私が窓側の、一番後ろだから真逆の方向だ


麻依がもどったあと


うとうとしていると…


「痛っ!」


誰かにたたかれたから

体をおこすと、タケが嬉しそうに見ていた

「何すんのよ」

「おまえ、陸上はいんだって」


「そうだけど、何
タケは、何はいんの」


「オレ?」

「タケってあんたしかいないじゃん

ばか?」

「るなに言われたくないし成績ワースト10にはいっているくせに」

「なっ!
だから部活何はいんの?」

「陸上だけど…


「あたしと一緒じゃん」


「そうだな

長距離?」

タケは、顔を赤らめていった

「長距離だよ!
もちろんタケもでしょ?


タケ顔赤いけど体調悪いの?」

そういって手を伸ばしておでこを触ろうとすると、
「パシッ」

手をはたかれてしまった


「オレは、大丈夫だから触んな」

「なんでそんな怒られなきゃいけないわけ?」


「…」

タケは、何も言わない

「もういい

タケなんか大嫌い」


それからずっと話さないでいた
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