one ilove ~輝くバスケと共に~
~オープニング~
暖かい春のことだった。
私は学校の門をくぐった。
わたしの名前は菊井花香(きくい・はなか)
初めての友達初めての中学校初めての先生。戸惑う気持ちがあった。
植原涼也(うえはら・りょうや)この名前知ってる。
私はそう思いながらクラス分けの紙を眺めていた。
「はな!久しぶり!」
明るく大人びた声が耳をよぎった。
振り返ると元々くるくるとなった黒髪の私より背の小さい親友が立っていた。
「あっ!彩李!」
神山彩李(かみやま・あやり)、小学校からの親友で7年連続一緒のクラスだった。出席番号もいつも彩李の次だった。
今年も彩李と一緒の1-D組になった。
そんな彩李と一緒に教室に向かった。
私の席は廊下側の1番後ろで彩李は私の前の席だった。
「あっ!竣だ!」
と、私は声をあげた。吉澤竣(よしざわ・しゅん)。私と同じ小学校だった。
背が高く髪は少し茶色くメガネをかけた大人っぽいやつだ。
同小で誇れるイケメンだ。
「あっ、花香おはよう。」
唯一私のことを下の名前で呼んでくれている。
「おはよう。」
「菊井だ!おはよう!」
と、入ってきたのは市川龍(いちかわ・りゅう)。
家が近所でよく遊んでいた。
悩みも聞いてくれてる。
「はい!みんな席に座って!」と新しい先生が教室に入ってきた。
「では、最初なので出席をとります。」
「1番〇〇くん2番…」
どんどん出席番号順に名前が呼ばれていく。
「20番植原涼也くん。」
「はい…。」
あどけなく、静かにボソッとつぶやくように返事をした。
なんか胸のあたりが暖かく、重くなった。心がしめつけられるけど嫌でわなかった。
そんな気持ちになった。
私は学校の門をくぐった。
わたしの名前は菊井花香(きくい・はなか)
初めての友達初めての中学校初めての先生。戸惑う気持ちがあった。
植原涼也(うえはら・りょうや)この名前知ってる。
私はそう思いながらクラス分けの紙を眺めていた。
「はな!久しぶり!」
明るく大人びた声が耳をよぎった。
振り返ると元々くるくるとなった黒髪の私より背の小さい親友が立っていた。
「あっ!彩李!」
神山彩李(かみやま・あやり)、小学校からの親友で7年連続一緒のクラスだった。出席番号もいつも彩李の次だった。
今年も彩李と一緒の1-D組になった。
そんな彩李と一緒に教室に向かった。
私の席は廊下側の1番後ろで彩李は私の前の席だった。
「あっ!竣だ!」
と、私は声をあげた。吉澤竣(よしざわ・しゅん)。私と同じ小学校だった。
背が高く髪は少し茶色くメガネをかけた大人っぽいやつだ。
同小で誇れるイケメンだ。
「あっ、花香おはよう。」
唯一私のことを下の名前で呼んでくれている。
「おはよう。」
「菊井だ!おはよう!」
と、入ってきたのは市川龍(いちかわ・りゅう)。
家が近所でよく遊んでいた。
悩みも聞いてくれてる。
「はい!みんな席に座って!」と新しい先生が教室に入ってきた。
「では、最初なので出席をとります。」
「1番〇〇くん2番…」
どんどん出席番号順に名前が呼ばれていく。
「20番植原涼也くん。」
「はい…。」
あどけなく、静かにボソッとつぶやくように返事をした。
なんか胸のあたりが暖かく、重くなった。心がしめつけられるけど嫌でわなかった。
そんな気持ちになった。