あたし×アイツ等
が、それと同時に何かに勢いよく躓いてしまったあたし。
「っい゙!」
あたしは、受身をとることもできず「べちゃ」と、奇妙な音を立てて転んでしまった
ジワリと膝に痛みを感じる
「・・・っ我ながら、反射神経のなさに・・・感心する・・・」
一人呟きながらあたしはゆっくりと起き上がった
さっきの集中力を返してくれ!
ああ、転校初日に恥ずかしい・・・!
こんなとこ人に見られでもしたら引っ越したそうそう外歩けないところだった!
自分についた砂を軽く払う
「ま、でも丁度路地だし!人なんていないよ、ね・・・」
と、軽く後ろを振り返ると、
そこには穴が開くほどあたしを凝視してくる制服姿の4人がいる
『・・・』
「・・・」
私と4人の間に沈黙が続く・・・
あれはこれから私が通う陵道高校の制服だ・・・!
見られていたというショックか何か分からなくなって、頭が真っ白になりかけていた私に最後に聞こえてきた言葉
――――――『水玉パンツ』
――――お母さん、あたしは転校初日にもかかわらず学校にもお嫁にも行けなくなりそうです
そこであたしの頭は完璧にシャットダウンしてしまった