キミが翔ける道
そんな些細なことでも嬉しくて、俺は思わず目を逸らした。



ホントは、もっと見たいけど…

恥ずかしすぎて、堪えられないという俺は、周りから見れば情けない男だろう。



目を逸らした先にいたのはマネージャーの原田で、同じ学年で隣のクラス。



その原田と目が合い、彼女から声を掛けられた。




「明日の練習時間の変更なんだけど…」




「ん」




女の人と話すのは苦手の1つ。



俺は彼女が傷付かない程度に相槌を打つだけ。



多分…女の人と長く会話をしたことがないから馴れていないだけなのかもしれないけど…これも、克服出来ないものかな…?





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