キミが翔ける道
休憩が終わると、彼女はいなくて…

少し重くなった身体を一生懸命動かして今日の部活を終えた。




家に帰っても、考えるのはサッカーではなく彼女のことばかり。




こんなこと言ったら“キモチ悪い”って嫌われるかもしれないけど…



それぐらい君が好きだという証。




数日後の部活。

また彼女は運動部を見に来ていた。

その日は1人で、俺もまだ練習に入る前だった為、夏都も他の部員もいないことを良いことに、2階へ繋がる階段を上った。



すぐそこに彼女がいるという気持ちが大きくなり、胸の音が尋常じゃない速さに増していくのを感じていた。


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