キミが翔ける道
それだけ、彼女に振り向いて欲しいからなんだけど…。




今日、思い返すと昨日のことが、夢のようだった。



話すきっかけが無くて、ただ見ているだけだった彼女と、話せて…




“俺で良かったら…話乗るから。”




なんて、言ってしまったけど…


やばい、夢のような気がしてきた。




そう思っていたら、不意に彼女と目が合った。




わっ…
俺、無意識に見てた…?




“恥ずかし…”と思いながら目を逸らすと遡良からルーズリーフが返ってきた。




「おら、オーラル。」




「あ、ありがと。」




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