キミが翔ける道
「夏都…」




呆れて、怒鳴る気力も無くした俺はため息をついて遡良を見た。

遡良は「マジ?」っと驚いた表情を見せる。



「…ホントだけど…」




「へぇー!淮翔お前見る目あるなぁ!」




目をキラキラと輝かせてそう言う遡良に「はいはい」と手を挙げて抑えた。



目を輝かせていた遡良が「あ!」っと何か思い出したような声を出す。



それに夏都が「ん?どした?」っと遡良に首を傾げる。



遡良が俺と夏都を交互に見ながら




「そういやぁさっき、サッカー部の先輩らしき人と一緒にいた!」




と、口を開いた。





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