キミが翔ける道
初めて部活をサボったと言う彼、サッカー部が嫌なのかな?っと思ったが、いつも彼を見ている限りでは楽しそうだったから何か訳があるのだろう。




「告白…受けたの?」




そんなことを考えていたら、不意に耳に入ってきた彼の声。


どうして…知ってるの?


彼に、知られたくなかった…


先輩が好きなんじゃないかって…思って…


“俺で良かったら…話乗るから。”



応援なんて…してもらいたくない。




好きなのは、君なんだから。




「…何で…高梨くんには関係ないじゃん。」




自分の口から放った言葉。
それと比例するかのように冷たい風が私たちの間を吹き抜けた。



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