キミが翔ける道
眉を寄せて悲しみに満ちた表情を見せる由伊。

周りで見ている皆に“自分は悪くない”とでも言っているようなものだ。


確かに、今の言葉はそういう風にとれる…


実際、相手が悪くないように言う…そんないい人居るわけないんだよ…




「違うんじゃない?不満そうな顔をしたのは“はみ子”に出来なくて私を傷つけれないから。」




「は?何言って――…」




「嬉しそうな顔をするのは私の知らないアイドルの話しをして私を“はみ子”に出来るから。つまり、私がムカつく余り“傷つけよう”って魂胆…」




“そうでしょ?”そう言おうと口を開いたのに…




「違うって言ってるでしょ?!」

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