キミが翔ける道
また身体を押され、今度は力強く押されたため机ごと倒れた。



肩に机の角が当たり激痛が走る。




「ッ……あ…」




目を開けたそこには、私の身体によって倒された机の中身がバラバラと散らばっていた。




人の机だ…誰の?




そう思って1つノートをを裏返すと丁寧な字で書かれた名前。




あ……。




そこには“高梨淮翔”の文字…。




「…高梨くんの机じゃん…」




そう呟いたと共にグッと腕を掴まれた。




「イタッ…い…」





また由伊にやられるのかと思えば…




「…大丈夫っ?」




「っ……」




何で――…?



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