恋のゆくえ

俺たちはあの日、
近くの公園で遊んでいた。

「せつ~いくよー!!!」


「おーぅ!!夏華いいぞー!」


俺たちはサッカーをしていた。

このとき夏華は、
すっげぇ男勝りだったのをいまでも覚えてる。



夏華が蹴ったボールは
車道を通り越し、
反対側の通りに蹴りあげられていた。


「ごめーん;」


「おぅ!! そこで待ってろー、すぐとってくるから~」


< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop