意地悪王子とわけありな関係①
そしたら
上谷が俺の手を握ってにこって笑った
「真太郎君っっ♪
なんかあったら聞くからっ
あたしは真太郎君の味方だよっ
だからっ
元気出してねっ」
「おう・・・
ありがとな・・・」
ポンって
頭をなでたら
上谷の顔が赤くなった
「あっ
真太郎君っ
真太郎って・・・
呼んでもいい・・・?
あたしも美優でいいからっ♪」
「別にいいけど
じゃあ美優って呼ぶよっ」
「うんっ
そうしてっ♪」