意地悪王子とわけありな関係①
「星ちゃん・・・
やっぱり・・・
星ちゃんは星ちゃんだねっ・・」
「えっ?」
美優ちゃんは弱弱しく笑った
「ホントにごめんねっ・・・
美優ねっ
星ちゃんがずっとうらやましかったの
いつもみんなに囲まれて
笑ってて
ずっとうらやましいって思ってた
だけど
その反面悔しいって思ってた
美優だって美人だし
ほしいものは手に入れてきた
男だって
友達だって・・・
だけど
心から楽しいって思えなくて
なんか心が満たされなくて
毎日に満足なんてできなかったっ・・・