意地悪王子とわけありな関係①
「出会い~っ出会いをくださ~いっ」
あたしが嘆いているとっ
まどかが何かひらめいたみたいに
手を打った
「じゃあっ今日はっ
野球部見に行こうよっ♪
出会いがあるかもだしっ」
「野球部っ?
でもっボーズだし・・・
汗臭いし・・・」
あたしの頭の中には
汗臭い靴下のイメージがでてきた
「なんかっ勘違いしてるみたいだけど
スポーツしてる人ってすっごく
かっこいいんだからっ」
まどかは力説しはじめた