ペイント・イット・ライ
偶像が実像に変わるとき
リアルアイドル
3日後。
待ち合わせ場所である都内の喫茶店で待っていると、ベレー帽に大きな黒縁のアラレちゃん眼鏡とマスクをした女の子が入ってきた。
かなぷーだ!!
超カワイイ!顔ちっちゃい!!
「遅れてすみません。あの、銀波さんですか」
「うん。かなぷーだよね?」
「あっ、はい。えっ、あなたが銀波さんだったんですか!?」
「びっくりしたでしょ」
「何度かウチらの会場に来てくれてますよね?見たことあります」
俺のこと知っててくれたんだ、嬉しい!
「結構古株のファンだからね。まぁとりあえず座って」
かなぷーは席に座るやこう切り出してきた。
「失礼ですけど、本当に銀波さんなんですか?」
かなぷーは相当怪しんでいるようだ。
「そうだけど、どうして?」
「実は銀波さんって名乗る人から他にもメッセージが来てて」
同じこと考えるヤツはどこにでもいるもんだ。
「でもその人たちはすぐ会おうとかって言ってきて、かな、信じられなかったんです。
でもあなたのメッセージはすぐ会いたいとか言わないから、この人は本物じゃないかって思ったんですよね」
がっつかなくてよかった。
「でもかなが超好きな作家さんがウチらのことも好きだったなんて。ひょっとしたら運命かもしれないですね」
この時点でかなぷーは俺のことを本物と認識してくれたようだ。
待ち合わせ場所である都内の喫茶店で待っていると、ベレー帽に大きな黒縁のアラレちゃん眼鏡とマスクをした女の子が入ってきた。
かなぷーだ!!
超カワイイ!顔ちっちゃい!!
「遅れてすみません。あの、銀波さんですか」
「うん。かなぷーだよね?」
「あっ、はい。えっ、あなたが銀波さんだったんですか!?」
「びっくりしたでしょ」
「何度かウチらの会場に来てくれてますよね?見たことあります」
俺のこと知っててくれたんだ、嬉しい!
「結構古株のファンだからね。まぁとりあえず座って」
かなぷーは席に座るやこう切り出してきた。
「失礼ですけど、本当に銀波さんなんですか?」
かなぷーは相当怪しんでいるようだ。
「そうだけど、どうして?」
「実は銀波さんって名乗る人から他にもメッセージが来てて」
同じこと考えるヤツはどこにでもいるもんだ。
「でもその人たちはすぐ会おうとかって言ってきて、かな、信じられなかったんです。
でもあなたのメッセージはすぐ会いたいとか言わないから、この人は本物じゃないかって思ったんですよね」
がっつかなくてよかった。
「でもかなが超好きな作家さんがウチらのことも好きだったなんて。ひょっとしたら運命かもしれないですね」
この時点でかなぷーは俺のことを本物と認識してくれたようだ。