未定

バレット・イール刑務所




―――---・・・



窓が開いているのか、風がカーテンを押し上げ、僕の頬を撫でる。


時計の針は午前7時27分をさしていた。


いつの間にか眠ってしまっていて、朝になっていた。



心地よくて、心地よくて...


もう一度眠ってしまいたかった....が、



ガチャッ



ドアが開いた。

僕は眠気など飛び、そのドアを凝視した。



『どういう事だ...??』



ここは“刑務所”だ。

囚人の部屋のドアが開くなど有り得ない。

司令塔のミスとも考えられない。

ここは、世界で最も厳重な“バレット・イール刑務所”だ。



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