イケメン男子達とツンデレ姫
「もういいよ!」
締められすぎてあまりにも可哀想に
なってきた先輩方を逃がしてあげた
「面白くねえ」
そう言ってイケメンはその場に
寝っ転がってしまった
目をつむった顔もかっこよくて
少しドキドキしてしまう
「あの……ありがとう」
「別に」
ツンとした言い方にちょっとムッとしたが
助けてもらった手前文句は言えない
「お前も隙があるからいけないんだよ」
お前?
イッラー!
「助けて貰ったのはお礼言いますけど
そこまで言われる筋合いは無い!
それに私にはお前じゃなくて
加賀実姫奈って言う名前があるんだよ!」
勢いに任せて言ってしまった