イケメン男子達とツンデレ姫




「ふっ」



「何がおかしいの?」



「いや、別に」





別に。って顔をしてない彼に
言い返そうと思った時

彼の顔がぐんと近づいて来て言葉が詰まった





「ほら、やっぱ隙ありすぎ」




そう言って彼が私にした行為は




「あ、あ、あんたね〜!!」





私の唇にキ、キ、キスなんてしやがった!






「最低!」




頬を叩こうとした私の手をがっしりキャッチし
その手にもキスをしてきて一言





「名前よく覚えとくよ 姫奈。」





「………勝手に呼び捨てにすんなー!」






それを笑いながら聞き流して
最低狼は教室を出て行った
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