イケメン男子達とツンデレ姫
「恭君!」
振り向く恭君
「ありがとう!」
「おう」
その後立ち止まってうつむく恭君
「…………これは言わないつもりだったけどさ」
「……………?」
「龍があのまま何の行動も起こさなかったら
俺は姫を龍にやるつもりはなかったよ」
「っ!!恭!お前まさか!」
「なんてな」
恭君と龍、何かを確認するよう
に目で合図を取り合っている
「姫。」
「…はい」
「もう迷っちゃだめだよ」
「………………うん」
なんとなく分かった気がした
恭君、ありがとう…。
「じゃあな」
そう言って恭君は私達の元から去って行った