イケメン男子達とツンデレ姫


side*はるな




手をつないで教室まで戻った





みんなにちゃかされたけど龍は
顔を真っ赤にしながらも絶対に
私の手を離さなかった








龍と出会った頃の事をふと思い出した






その頃は龍がうざくて、うざくて…(笑)







「お前大抵の男に狙われてるぞ」


「だから俺が守ってやるよ」





なんて言う龍に

「あんただけには任せられない!」

ってすごく思ってた







だけど今は龍しか考えられなくなるなんて








なんか運命感じちゃうし!









そんな事より体育祭…




龍ならきっと勝ってくれるよね…?






「あ〜っ!!」




咲也の大きな声で現実に戻される






「咲也どうしたの?」







ニヤニヤと私に近寄ってくる咲也




気持ちわる…







「こおゆうんはちゃんと隠さなやで」






「は?」





「これやこれ」





私の首に向かってジェスチャー
を送ってくる咲也







「何…?」






鏡で首を確認してみると






「この赤いの何?」





「…………姫奈ちゃんキスマ知らんの?」





「キスマ…?


キスマ…



キスマーク…?」





ヒヤッとした
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