ほんとはね、キミのこと…。


自分の顔が
赤くなっていくのがわかる。


「やっぱそうだ!
お前、朝桜見ながら
ボーッとしてた人だよな?」


えっ?とした顔をして
私は彼を見た。


「お前って
よくボーッとしてるんだなー。
名前は、えっと…」


「横山瑞希です。」


「そうそう横山!
よろしくな、横山!!」


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