ほんとはね、キミのこと…。


「ほら、行くぞ!」


「えっ!あの…。」


今は化学の授業中だ。
どうせなら、
化学はサボろうと思ったのだ。


今行ったら
化学の授業に
間に合ってしまう…。


「あの、あたし…」


「あっ」と言って、
依田君は立ち止まった。



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