ほんとはね、キミのこと…。


「瑞希~、よくみえないや」

綾香は背が低め。
一生懸命背伸びをして
見ようとしていた。

「しょうがないな~
私が見てあげるよ!」

「頼みます!」


私は掲示板を見て、
自分と綾香の名前を探した。

「あっ、あった!
綾香二組だよ。私三組だ。」

「うそ~、クラス違うの~?」
「まぁいいじゃん?
ほら、行こ!」


私たちは人込みを抜け
教室に向かった。


< 4 / 36 >

この作品をシェア

pagetop