ほんとはね、キミのこと…。
「じゃあまたあとでね!」
「うん!」
そう言って、
綾香は二組に入っていった。
【2‐3】
と書いてある
プレートの前で立ち止まる。
これから一年間
この教室で過ごすんだなぁ
と思いながら教室に入った。
教室に入ると、
知らない顔も多くて、
すでにグループが
できているところもあった。
私の心に不安がよぎる。
まぁ全部で
8クラスもあるから
知らない人がいるのは
当たり前なんだけど。
『えっと私の席は…っと』
そう思いながら
黒板に貼ってある紙を見た。