ほんとはね、キミのこと…。


私の席は、
窓際の席で、後ろから2番目。なかなかいい席だ。

隣は誰だろ…と紙に目をやる。


依田優樹


…知らない人だ。

まぁいっかと
思いながら、席に向かった。


この時、
私は気づいてなかったんだ。


これが、君との
始まりだってことに―。



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