彼氏は猫です
「でも、別にドキドキとかしないもん。

あと、嫉妬したりも…」

「それは、そういうシチュエーションが、

今までなかっただけじゃないの?」

…ゔっ。

その通りです。

「…あー!もう、わかんない‼」

もう、頭グチャグチャだぁ。

「じゃあ、教えてあげる。」

智美は、そう言うと、

ニヤリと怪しく笑った。

………怖い。

「どうやっ…」

キーンコーンカーンコーン

方法を、聞きかけたとき、

チャイムがなって、遮られた。

「じゃあねぇ~♪」

怖い。非常に怖い。

こうして、あの事件が

幕を開けたのだった。
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