彼氏は猫です
「あっちゃ〜。」

周りを見渡してみるけど、

雨宿りできそうな場所はない。

「家、この近くだから寄っていかない?」

突然、男の人が言った。

「あの、その…」

そりゃあ寄って行きたいけど、

もう、高校生だから、

危険な事ぐらい分かる。

「大丈夫だよ。何もしないから。」

信じていいのかな?

でも、さっきもたすけてくれたんだし、

信じていいんだよね。

それに今、行く所ないし。

「有難うございます。お邪魔させて頂きます。」

だから、そう答えて付いて行く事にした。
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