彼氏は猫です
「あのっ、
私は、ケイトのおかげで幸せでした。
だからっ…」
「どうやら、自分の気持ちに
気付いたようだね。
でも、もう、遅い。
残念だったな…
と言いたい所だが、
僕もそこまで情のないヤツじゃない。
それに、君を嫌いなわけじゃない。
一週間、一週間だけ、
猶予を与えよう。」
「一週間…?」
「そうだ。
もしも、君が、その間のうちに、
心から幸せだと感じられるようになったなら、
ケイト君を、猫に戻すのは取りやめよう。」
「心から幸せ…?
どうやって?」