彼氏は猫です
「みーずーさーわ。
遅いぞ。」
「すいません。」
学校に着いたのは、
三時間目の途中…
「あれ?お前、目が腫れているじゃないか。」
目の腫れに気づいた先生が言った。
「はい…」
「なんだ?失恋したのか?
ガハハ。」
「うぅっ、ひっく…」
先生、ひどいって。
今の私にその言葉は。
昨日、体中の水を出しきったぐらい
泣いたのに、まだ涙が出てくる…
「えっ?おっ、おい、
悪かった。まさか本当だとは…
ごめんな。俺が、悪かった。」
「だっ、ひっく、大丈夫です。」