【完】キミと夏のオワリ

「どうしたんだよ」


「あー…なんか、コンタクトずれて……!イタタタッ」


皆川は目を両手で押さえて立ち上がると、目からコンタクトを外した。


「そ、そっか。大丈夫か」


「うん、平気平気!」


皆川の背中を見ながら、思った。


嘘、下手くそだな。


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