【完】キミと夏のオワリ

なんのために皆川は、嘘をついたのか。


そんなの俺には、全く分からなかったけれど。


だけど……


「誕生日。期待してろよ。ウイニングボールお前にやるよ」


俺は皆川に約束した。


皆川はその言葉に、勢いよく振り向くと、涙を流しながら笑った。


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