壊れた あの子








そして数十分が経った・・・・





「大丈夫、大丈夫」ボソッ


リーちゃんが自分に

言い聞かせるように言う






「そう、大丈夫だよ」


僕はリーちゃんの背中を撫でる






「もう、怖くない・・・・

ルーくんがいるから

ルーくんが守ってくれるから・・・」






「うん、僕がいるよ

守るよ、だから寝ようか」



そう言うと僕は

リーちゃんを寝かしつけた






「おやすみ、リーちゃん・・・・」



リーちゃんはベットの上で

スヤスヤと寝息を立て眠っている








< 2 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop