壊れた あの子
そして数十分が経った・・・・
「大丈夫、大丈夫」ボソッ
リーちゃんが自分に
言い聞かせるように言う
「そう、大丈夫だよ」
僕はリーちゃんの背中を撫でる
「もう、怖くない・・・・
ルーくんがいるから
ルーくんが守ってくれるから・・・」
「うん、僕がいるよ
守るよ、だから寝ようか」
そう言うと僕は
リーちゃんを寝かしつけた
「おやすみ、リーちゃん・・・・」
リーちゃんはベットの上で
スヤスヤと寝息を立て眠っている