壊れた あの子








「ほんっとうだ・・・・

リーちゃんのおかげ・・・・だよっ」


嘘だけど・・・・



でも本当に死ぬかも・・・・





そう言うと僕の首から手が離れた




その途端思い切り息を吸う



「ハア、ハア・・・・ハア」



金魚のようにパクパクしてるんだろうか?


タコのように顔が真っ赤なんだろうか?




なーんて

こんな時にこんな事を考える僕は



本物の馬鹿なのかもしれない







「ルーくん、ルーくん

ギュウッてして?」



もう、忘れてるんだ

でもリーちゃんはそれでいい




壊れてるからリーちゃんなんだから_________________








< 32 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop