オトナな初恋
声のする方を見上げるとそこには肩で息する関口主任がいた。



「…どうしてここに?」




『はぁッ、早坂に…はぁッ一緒に飲んでた友達がふざけて電話かけたんだ。
そしたら、僕に代われって…代わったら…亜希ちゃんが…居なくなったって…はぁッ…だから、抜け出して、探してたんだ!』




「―ッ!!」

聞いて逃げようとした。
でも、腕を掴まれてしまう

『待って!!…どうしたの?話聞かせて?早坂には話聞くまで、連絡とか…しないから。
言ったよね?僕は亜希ちゃんの味方だって。』



「………何でもないですから。だから…離して…」


『だったらどうして居なくなったりするの?…どうしてそんな泣きそうな顔してるの…』



「〜ほ、本当に何でもないですから!!」



『…ここじゃ人目につくから、ちょっとこっちに来て。』


そういって、路地裏へ連れて行かれる。




「いや、離して!」



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