オトナな初恋
『ッ!…あんな所見せたくないよ…』



そう言って、関口主任は、拓海さんがいるのとは、反対の道へ私を引っ張り歩きだす。




引っ張られながら、後ろを振り返った。


拓海さんと一緒にいた女の人が私に気付く。


そして、私を指さしながら拓海さんへ何か言ってる。



拓海さんと目が…合った。




「―ッ!!」


思わず顔を反らしてしまった。





『亜希ちゃん、こっち。歩ける?』


そうしてる間も、私の手を引っ張り歩く関口主任。











『…き…亜希ッ!!』










もの凄い力で肩を…掴まれ引っ張られる。





そこには、拓海さんが…
すぐ側に…拓海さんがたっていた…




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