オトナな初恋

『亜希、聞いてくれ。あの女とは、…お前が思ってる様な関係じゃない。
あれ、



俺の姉だから』









「え？」




今…なんて…？




「俺の姉…って？何？」



『そのまんまの意味だろ。俺の１個違いの姉。姉弟。血の繋がった家族。』




言葉の意味が理解出来なかった私に少し呆れた声で説明する拓海さん。




…えーと…
じゃあ
二人の関係は…私が思ってた様なものでは…ない！？



「う…そ…じゃあ、ほんとに、私の勘違い…だったの？？」






『やっと、わかったか？
留守電聞いて勘違いしたんだな？ 携帯、ｽｰﾂの上着に入れたまま、車に置きっぱなしだったみたいで、だから家に電話来たんだ。』



体中の力が抜けていく…。


『亜希！？』



腰がぬけたみたいに、その場にへたりこんでしまった



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