オトナな初恋
すごくいい匂い。
私の為に、拓海さんが作ってくれたの?

嬉しくて、拓海さんの胸の中に飛び込んだ。



『お、おいッ!?』


「こんなちょっとしか無いから、勿体なくて簡単に付けられません。…それに…拓海さんの体から、香りするから…」


思い切り息を吸う。


「すごく…いい香り…ありがとう。」



『〜ッ。亜希上向いて。』


拓海さんの胸元から少し顔を離して見上げた。


「…んッ。」


そのままキス、された。




「ふッ…たく、みさん…好き…んッ…好き…なのッ…」


唇が少し離れて、角度を代えながらたくさんのキスをくれる。

少しでも私の思いを伝えたくて、唇が離れるたびに、好きの言葉を伝えた。






拓海さんのキスは…頭の中を真っ白にさせる。


唇が離れた時、やっぱり私は、ぼーっとして、拓海さんにもたれかかってる状態だった。




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