オトナな初恋
とまどい
次の日、木下常務は仕事を休んだ。
その日はとても穏やかに仕事が出来た。
部屋を覗きに来る女子社員も、訪れる人もなく、全てがスムーズに進んでいく。
『桜井、お昼行ってきて。俺も後から行くから。』
拓海さんもいつも通り。
昨日感じた不安は、私の気のせいだったのかな?
二人で食堂でお昼を食べているときだった。
周りがざわつき、その方向を見ると、そこには木下常務の姿。
『一緒にお昼食べてもいい?』
そういいながら私の隣へ座る。
「木下常務、今日はお休みでは?雄太君は?」
『雄太の熱もすっかり下がったし、仕事放って置けなくて出てきたんだ。保育園は休ませたけどね。今はお袋の病院にいって一緒にいるよ。』
「そうですか。」
『それより桜井さんに頼みがあるんだ。今日仕事が終わってから雄太をみててほしいんだけど、いいかな?』
「は?私がですか?」
『僕の仕事が終わるまで、時間がかかりそうで…病院のほうも見舞いの時間限られてて、雄太を置いておけないし。』
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その日はとても穏やかに仕事が出来た。
部屋を覗きに来る女子社員も、訪れる人もなく、全てがスムーズに進んでいく。
『桜井、お昼行ってきて。俺も後から行くから。』
拓海さんもいつも通り。
昨日感じた不安は、私の気のせいだったのかな?
二人で食堂でお昼を食べているときだった。
周りがざわつき、その方向を見ると、そこには木下常務の姿。
『一緒にお昼食べてもいい?』
そういいながら私の隣へ座る。
「木下常務、今日はお休みでは?雄太君は?」
『雄太の熱もすっかり下がったし、仕事放って置けなくて出てきたんだ。保育園は休ませたけどね。今はお袋の病院にいって一緒にいるよ。』
「そうですか。」
『それより桜井さんに頼みがあるんだ。今日仕事が終わってから雄太をみててほしいんだけど、いいかな?』
「は?私がですか?」
『僕の仕事が終わるまで、時間がかかりそうで…病院のほうも見舞いの時間限られてて、雄太を置いておけないし。』
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