オトナな初恋
『まーた、探してるの?』
お昼休みの食堂、私は入口が見える場所で、人が入ってくる度、早坂主任かも!と確認する癖がついてしまった。
『ちょっと!亜希?聞いてる?』
「ご、ごめん奈緒。ちゃんと聞いてるよ。」
『そんなに早坂主任が気になるなら、逢いにいけばいいのに。』
「それが出来ないから今こうして探してるんじゃない!」
奈緒は簡単に言ってくれるけど、相手は早坂主任だよ?
ただでさえ無愛想なのに、用も無く声なんて掛けたって、良くない結果になることくらい、簡単に想像がつくもん。
お昼休みの食堂、私は入口が見える場所で、人が入ってくる度、早坂主任かも!と確認する癖がついてしまった。
『ちょっと!亜希?聞いてる?』
「ご、ごめん奈緒。ちゃんと聞いてるよ。」
『そんなに早坂主任が気になるなら、逢いにいけばいいのに。』
「それが出来ないから今こうして探してるんじゃない!」
奈緒は簡単に言ってくれるけど、相手は早坂主任だよ?
ただでさえ無愛想なのに、用も無く声なんて掛けたって、良くない結果になることくらい、簡単に想像がつくもん。