オトナな初恋
5章

想い

次の日、鏡の前に立つ。


よし、目の腫れもやっとひいた。
熱も下がったし、今日は仕事に行けそう。


念の為、もう一度病院へ行ってから会社に行こう。遅れる事を部長に連絡をいれて家をでた。
















『お大事に。』






失敗した。こんなに混んでるなんて…
朝一で受け付けを済ませたのに、診察の順番が回ってきたのが、午前の診療の最後…。
しかも薬局で薬をもらおうと寄ったら昼休憩で、まだかかると言われた。


「明日取りにきちゃだめですか?」


『明日は土曜なので、午前中にいらっしゃれますか?』



「明日は仕事が午前中あるので…無理です。」



『では、やはり今日じゃなければ、だめですね。』




そんなこんなで、薬を受け取ったのが今。すでに2時を過ぎている。



遅くなりすぎた…部長に怒られるよね?こんな事なら、今日も休めば良かった。







いやいや、早く拓海さんに伝えたい気持ちがあるんだから。怒られることくらい我慢しなくちゃ。





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